ソフトバンクは１日に、球団ＯＢで野球評論家の工藤公康氏（５１）の監督就任を発表する予定で、日本シリーズを制し、１０月３０日限りで退任した秋山前監督の後任となる。

　球団はＯＢを中心に後任候補を絞り込み、工藤氏に就任を要請。内諾を得たが、日本一を目指して戦っていたチームへの影響を考慮し、次期監督を全日程終了後に発表する方針を示していた。

　工藤氏は現役時代、主に先発として１９８０～９０年代の西武の黄金期を支え、福岡ダイエー（現ソフトバンク）、巨人などで活躍。その３球団を日本一に導いたことから「優勝請負人」と呼ばれた。１４度のリーグ優勝、１１度の日本一を経験。実働２９年間で通算２２４勝をマークしている。西武、ダイエーでチームメートだった秋山前監督からバトンを引き継ぎ、常勝軍団づくりを託される。