キヨシ“恋人”にネクタイプレゼント
DeNAの中畑清監督(60)が24日、ドラフト1位の山崎康晃投手(22)=亜大、同2位の石田健大投手(21)=法大=に指名あいさつした。山崎にはドラフト時に着用したシャネルのネクタイをプレゼント。「これで2人のネクタイ関係が成立しました!」と爆笑を誘った。
昼前の東京都武蔵野市の亜大キャンパス。山崎の出迎えを受けた中畑監督は強引に熱い抱擁を交わす。「ローテ、先発、決定!」と会って10秒でローテ入りを決断。丸刈り頭の姿に「“ハマの坊さん”だな」と命名した。
山崎も強心臓ぶり?を披露した。「2桁勝ちます」という宣言に「できなかったらどうするんだ?」と突っ込まれると、“坊さん”だけにとんちで返す。「丸刈りにします」。これには「おまえ、もう丸刈りじゃねえかよ」とキヨシ監督も苦笑するしかなかった。
午後には神奈川県川崎市の法大合宿所で石田と対面。やはり熱い抱擁を交わすと「目つきが鋭いな。“ハマのオオカミ”でどうだ」と勝手に命名した。
2人は昨年の日米大学野球でルームメート。親交も深い。山崎は「切磋琢磨(せっさたくま)して頑張りたい」、石田は「刺激し合って成長したい」と声をそろえる。中畑監督は「左右のエースが同時に誕生して、2人で新人王争いしたら、120%優勝できる」と壮大な夢を描いた。