「みやざきフェニックス・リーグ、ＤｅＮＡ６－０四国アイランドリーグ選抜」（２１日、サンマリン）

　実りの秋だ。ＤｅＮＡの中畑清監督（６０）が２１日、みやざきフェニックス・リーグを視察。ドラフト５位・関根が本塁打を放ち、ドラフト１位の先発柿田は７回０封する姿に、顔がほころんだ。

　七回だった。関根の一発は右翼ポールを巻いてスタンド中段で弾んだ。「下のレベルじゃないところを見せつけたホームラン。レギュラー争い？十分いけるよ」。梶谷、筒香、荒波、桑原ら、層の厚い外野陣に割って入る力量を評価した。

　柿田は立ち上がりこそ制球に苦しんだが、球威のある直球でねじ伏せてみせた。「五、六、七回の厳しいイニングを真っすぐ中心で抑えたよ。来季は出てきてほしいね」とローテ入りの期待だ。

　関根は「結果を出して自信をつけていきたい」。「もっとレベルを上げてシーズンを迎えたい」と柿田。「秋のキャンプで鍛えていけば、つながるかな」と指揮官はニヤリ。勝負の４年目へ、キャンプを経て収穫の秋とする。