引退ハム稲葉 CSでは代打の切り札
日本ハムの栗山英樹監督(53)は9日、今年限りで現役を引退する稲葉篤紀内野手(42)を、ポストシーズンでは代打の切り札として起用するプランを明かした。
ここぞの場面を、ベテランの一振りに託す。チームはこの日、オリックスと戦うCSファーストS(11日開幕)に向け、大阪への移動。新千歳空港で報道陣に応対した指揮官は「ここ一番という時に(稲葉を)持っていくと思う。切り札でいってもらう」と断言。CSファーストSは3試合ともベンチ入りが濃厚だ。
稲葉は20年目の今季、左膝手術からリハビリを経て、7月に1軍復帰し、主に代打で出場した。代打打率は・217と高くはないが、2本塁打を放っている。「チームが勝つためにいい打撃をしたいね」と気合十分だ。
チームメートにとっても、このポストシーズンが稲葉とともにプレーする最後の機会になる。中田は「稲葉さん、(同じく引退する)金子さんのためにも、一日でも長く試合がしたい」と力を込めた。