京大・田中3失点完投!打っても先制打

 「関西学生野球、京大4‐3同大」(27日、南港中央)

 1回戦2試合が行われ。ともに未勝利の京大‐同大は、京大出身初のプロを目指すエース・田中英祐投手(4年・白陵)が3失点完投。打っても先制三塁打と気を吐いて今季初勝利、自身通算8勝目を手にした。また立命大が、唯一勝ち点を落としていない関大に先勝した。

 今季7戦目にして、ようやく手にした初勝利は、京大・田中の投打にわたる活躍でもたらされた。二回の攻撃だ。1死二、三塁でスクイズを外されるなど、雰囲気が悪くなりそうな2死一、三塁。田中が打席へ向かった。

 「直球に合わせていた」と、同大・大家の直球を迷わず振り抜くと、打球は右中間を突破。自身「大学では初めて」という長打が、殊勲の先制2点三塁打となった。

 肝心のマウンドは、16日の近大戦を終えて「ガクン、と調子が落ちた。直球勝負をやめて、とにかくゴロを打たそうとした」と、制球重視。中盤、小刻みな反撃を許して一度は追い付かれながらも、粘り抜いた9イニングで、勝ちきった。

 プロ志望届提出後、初の試合は「意識はしてなかった」と言いながらも、自然と張り切ってしまう。不調の中、MAX147キロをマークし、バットでも大活躍。「あしたは総力戦で勝ち点を狙います」と4勝9敗、勝ち点1に終わった“春超え”を手土産に、プロへと歩む。

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