茨城GG6年ぶり日本一に片岡監督号泣
「全日本クラブ選手権・決勝、茨城ゴールデンゴールズ8‐7松山フェニックス」(8日、東京ド)
茨城ゴールデンゴールズ(関東)が08年以来6年ぶり3度目のクラブ日本一に輝いた。2点を追う九回に追い付き、延長十回タイブレークで松山に勝ち越されたが、2番手で登板した岩田紀彦投手の右前打でサヨナラ勝ち。サヨナラ打を放った岩田が、最高殊勲選手賞を獲得した。
延長十回、岩田のサヨナラ打を見届けると、6年ぶりの優勝に大はしゃぎするナインをよそに、片岡安祐美監督(27)はグラウンドに倒れ込むようにして、泣き崩れた。号泣だった。
泣き顔のままのお立ち台。「ありがとうございます。みんな体も精神的にもズダボロ。途中で“もういいよ”っていう状態でした。全国制覇をまさかできると思いませんでした。監督1年目からのことを思い出しました。みんな大好きです」とようやく笑顔になった。
05年に萩本欽一前監督の下、球団結成以来、10年目。2011年に前監督から引き継いだ兼任監督が見事に頂点へ導いた。
次は日本選手権。「どうしましょう?正直、そこまで考えてなかった」と苦笑いしていた。