沈黙の巨人…阪神と0・5差に再接近
「ヤクルト2‐1巨人」(20日、神宮)
前夜の快勝劇の流れを生かせず、原巨人が再び阪神に0・5ゲーム差に詰め寄られた。ナーブソンに七回まで無安打で、八回に1点を奪うのが精一杯。原監督は「1点で勝つのは難しいね」と淡々と振り返った。
過去2度の対戦で12得点を奪ったお得意の相手に凡打を重ねた。初回1死一、二塁で併殺打に倒れた阿部は「打ち損じが多かった」と厳しい表情。村田は「カーブが頭にあって絞れなかった」と悔しそうに話した。
最後まで打開できなかった。川相ヘッドコーチは「状況に応じた打撃をしなければならなかった」と渋い顔。14安打を放った前夜から一転、この日は2安打。後半戦に入り、2戦連続2桁安打が出ず、勢いをつなげられない状況が続く。
21日にも首位陥落の危機。3位の広島も2差に迫った。G党からは「あしたは頼むぞ!」という激励の声が相次いだ。8月に入り2度、阪神に0・5差まで迫られたが、次戦は勝利してきた。抜かれるわけにはいかない