雪谷145キロ右腕・鈴木、粘投も終戦
「高校野球・東東京大会準々決勝、関東第一5‐3雪谷」(24日、神宮)
“都立の星”雪谷の11年ぶり甲子園の夢はついえた。プロ注目の最速145キロ右腕・鈴木が7四球と制球に苦しみ、177球を投げて9回5失点。初回の1失点の後は粘りの投球で2点の援護を守ったが、七回に1失点、八回に3失点と終盤に力尽きた。最速は139キロ止まり。本調子でないように見えたが「しっかり調整したので言い訳はできない」と結果を受け入れた。
進路はプロを希望。視察したオリックスの早川大輔スカウトは「将来性は期待できる。ドラフトにはかかるだろう」と評価する。今大会は全試合完投し、4番も務めた大黒柱は「甲子園に行けなかった仲間のためにも、いろんなところで活躍できればいい」と前を向いた。