エル&ルナ絆打!谷繁竜、猛攻3位浮上
「阪神2‐10中日」(29日、甲子園)
一回で「勝負あり」だった。中日打線が能見にいきなり襲いかかった。
先頭の大島が中前打を放ち、2番・谷の打席でバスターエンドラン。左前打で一、三塁とチャンスが拡大。ここでエルナンデスが先制中前適時打だ。
兄貴分の4番・ルナも続いた。左中間席へ飛び込む11号3ラン。午後2時1分のプレーボールからわずか5分の速攻劇。たった9球で4点をもぎ取った。
エルナンデスは「ルナが後ろにいるのも打ちやすいね」と言う。ルナは「1、2、3番とうまく流れがきていた」と、チームメートに感謝した。
攻撃はまだ終わらない。森野の二塁打、敵失などで7点を奪い、なお2死一、三塁で再びエルナンデス。この回2本目となる中前適時打でトドメを刺した。初回の8得点は96年4月11日の阪神戦(ナゴヤ)以来18年ぶりだ。
ルナとエルナンデスは試合中はいつもベンチで隣に座り、ルナが日本人投手の特徴などをアドバイス。凡打の後には励ますこともある。互いの存在が、好結果に結び付いている。
チームは勝率5割に復帰し、4月10日以来の3位浮上。それでも谷繁兼任監督は「いつも言っているように、ここを目標にやっているわけじゃない。まだ上には2チームある」と、気を引き締めた。
