焦った…Deグリエル失策で決勝点献上

 「交流戦、DeNA4‐6ロッテ」(17日、横浜)

 ダメージの大きい敗戦だ。九回、DeNAのグリエルが痛恨の適時失策を犯し、決勝点を献上。キューバの至宝はショックを隠せず、報道陣に姿を見せることなく帰宅した。中畑監督は「ああいうところでミスをしないタイプだと思うけど…」と、表情を引きつらせた。

 焦りがミスを生んだ。九回1死二、三塁。根元の平凡な三ゴロを捕球したグリエルは本塁へ送球しようとしたが、ボールを握り損ねてしまった。落球する間に、三塁走者が生還。グリエルはその場で、ぼう然と立ち尽くした。

 打撃でも来日初の4番で2打数無安打。2四球を選んで好機こそ演出したが、ここ3試合で10打数1安打と調子が下降気味だ。

 ブランコが左太もも裏の肉離れで戦線離脱。筒香も右太ももの張りを訴え、18日に出場選手登録を抹消されることになった。苦しいチーム事情でグリエルにかかる期待も大きいだけに「これから貢献してくれたらいい」と指揮官。懸命に気持ちを切り替えた。

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