二刀流疲れ?大谷17打席連続無安打

 「交流戦、日本ハム0-5DeNA」(23日、札幌ド)

 試練が訪れた。日本ハムは3番大谷が4打数無安打に終わり、チームも完封負け。19歳は「打てない時もあれば、打てる時もある」と冷静に受け止めたが、これで17打席連続無安打となってしまった。

 九回、快音を残したライナーを右中間に飛ばしたが、荒波の好守で中飛に。ツキにも見放され、5月は打率・130と急降下。本人は「状態はそんなに変わらない」と話すが、気がかりな状態だ。

 低迷を打開しようとする姿勢は見えた。「逆方向への打撃が自分のバロメーター」と分析するように、練習では中堅から逆方向への打撃を繰り返した。六回の第3打席は、追い込まれてから直球とフォークに対応し、3球連続ファウル。必死に粘ったが、最後は一ゴロに打ち取られた。

 二刀流調整による蓄積疲労の影響も考えられる。それでも、栗山監督は「できるだけ短いスパンで越えていかないと。(二刀流を)やるって決めたんだから」とゲキを飛ばした。

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