西武インフル禍 ドラ1森ら感染で12人

 西武は26日、ドラフト1位新人の森友哉捕手(18)=大阪桐蔭高、高木浩之2軍野手総合兼打撃コーチ(41)、嶋重宣2軍守備走塁コーチ兼打撃補佐(37)がインフルエンザと診断されたと発表した。チームでは2軍の若手選手を中心に感染者が増えており、深刻な事態になってきた。

 西武を襲うインフル禍は、ついにゴールデンルーキーをも巻き込んだ。ドラフト1位の森がインフルエンザB型と診断された。同じく感染が確認された2軍の高木コーチと嶋重コーチを含めて、19日以降で計12人が感染する異常事態だ。

 森はこの日のイースタン・ヤクルト戦(西武第二)にベンチ入りする予定だった。朝に体調不良を訴えて病院に向かい、感染が確認された。潮崎2軍監督は「せきが出ているみたい」と説明。ほかにも体調不良を訴える選手が数人いるという。

 球団は実施済みの1軍選手の選手寮立ち入り規制に加え、1軍選手と2軍選手の不要な接触も控えるよう通達。2軍の対戦相手とも協議し、両チーム選手の接触も避ける方針だ。ファンにマスク着用やアルコール消毒を呼びかけることも検討している。

 2軍は一時、野手が不足し、投手が野手として出場した試合もあった。この日から梅田らが復帰。飯田球団専務は「何とか開催できると思っている」と、試合の中止措置には否定的な見解を示した。

 開幕1軍メンバー28人が発表されたが、1軍選手への感染を防ぐためにも当面入れ替えはしづらい。それでも伊原監督は「えりすぐりの28人ですよ。しばらくは(入れ替えは)ない」と努めて平然と話した。

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