平岡ジャガーズ“守りの野球”で初V
「デイリー主催・関西団地少年野球・第87回中央決勝大会」(23日、関西電力野球場)
準決勝2試合と決勝が行われ、決勝は、投打に充実する平岡ジャガーズ(泉北)が箕面モンキーズ(北大阪)を4‐0で下し、初優勝を飾った。箕面は平成11年夏以来となる優勝を逃した。
最後の打者を遊飛に打ち取ると、平岡ジャガーズのエース、園田は力強くガッツポーズ。次々と笑顔のナインが駆け寄り、歓喜の輪が広がった。
初優勝の懸かった大一番で会心のピッチングを披露した。「緊張したけど、絶対に優勝するんだという気持ちで投げた。これまでで一番いい投球ができた」。2安打無失点の鮮やかな完封勝利で優勝に花を添えた。
エースの力投に打線も応えた。初回1死二、三塁の好機に4番・林が右中間突破の2点二塁打で先制。「手応え十分だった。準決勝では打てなかったので、打った瞬間はとてもうれしかった」と満面に笑みを浮かべた。
最終回(七回)には2番・鶴田武が左前へタイムリーを放ってダメ押し。また、ダブルエースとして準決勝では1失点の完投勝利も収め、「僕が勝たないと決勝にいけないので思い切って投げた。いい投球ができた」と顔をほころばせた。
園田監督は「これまで最高がベスト4止まりだったので優勝できて良かった」と喜びをかみしめた。「守りの野球」を掲げ、選手は1年生の時からキャッチボールを中心とした基本練習に多くの時間をかけてきた。「しっかりと守るウチらしい野球ができた」。地道な練習の積み重ねが大輪の花を咲かせた。