「オープン戦、ＤｅＮＡ０‐８ソフトバンク」（７日、横浜）

　厳しい現実を突きつけられた。ＤｅＮＡの開幕投手候補、三嶋が４回を投げ８安打５失点。２戦連続で炎上した右腕は「結果を出さないといけないのに…。情けない」と唇をかんだ。

　４イニングで３度、先頭打者の出塁を許した。四回は無死一塁からストレートの四球でピンチを拡大。その後、１死一、二塁となり、柳田にはスライダーを右翼席へ運ばれた。球威、キレ、制球のすべてが物足りなかった。

　昨季６勝の２年目右腕。実績は乏しいが、中畑監督は期待も込めて開幕投手候補に挙げる。だが、前回の韓国・ネクセン戦（宜野湾）でも３回６失点の乱調。指揮官は「次回はスッキリしたものを見せてくれると思う」と前向きだが、柱として期待される右腕の不調は気になるところだ。

　三嶋は「もっと直球でファウル、空振りを取れないと。一から見つめ直したい」とつぶやいた。開幕投手をつかみ取るためには、次回登板の“結果”が最低条件となりそうだ。