ミスター指導にG井端緊張「疲れた…」

 「巨人春季キャンプ」(12日、宮崎)

 長嶋茂雄終身名誉監督(77)が、中日から移籍した井端を熱血指導した。打撃ケージ裏で特打を観察していたミスターは約10分間、身ぶり手ぶりを交えながら熱弁。長嶋氏が終身名誉監督としてベテラン野手を教えるのは異例で、期待の大きさをうかがわせた。

 “ミスター理論”を通算1807安打を誇る職人にたたき込んだ。午後の特打。打撃投手を務めた松井氏の投げるボールを打つ井端をケージ裏から見つめていた長嶋氏は、松井氏の投球が終了するやいなや、自ら歩み寄り指導を始めた。

 約10分間、身ぶり手ぶりを交え熱弁を振るった。「(ボールへの)反応良く、反応良く」。「あなたは大きいのはいらないから、打ちたい方向に力を入れて打ち分けなさい」。井端の正面、真横へと立ち位置を変えながらアドバイスを送った。

 異例のベテラン指導に原監督は「ある意味、新入生歓迎でしょう」と解釈。長嶋氏から「味のあるバッティングをしている。(自分を)出せば心配ない」と太鼓判を押された井端は「あの特打だけで、17年間で一番疲れました」と振り返り、「自分なりに解釈して、自分のものにしたい」と目を輝かせた。

 視察2日目も精力的に動いた。午前中はブルペンに足を運び、背中の張りのため6日ぶりの投球となった菅野をチェック。昨年「悪くても12、13勝」と予言し的中(13勝)させたが、今年は「いいね。やりそうな感じがするね。今年のボールは重く感じる」と2年目のジンクスは心配ないと予言。長嶋氏の目は若手からベテランまで行き届いていた。

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