昨夏準V延岡学園で暴行…1年生が骨折
昨夏の全国高校野球選手権大会で準優勝を果たした宮崎・延岡学園の野球部で昨秋、2年生部員(17)が1年生部員(16)に暴行を加え、鼻の骨折など全治3週間のけがを負わせていたことが23日、分かった。
同校によると昨年10月7日午後9時ごろ、屋内練習場で2年生部員がバットのグリップで1年生部員の頭を2、3回小突き、押し倒してのしかかった際膝が鼻に当たったという。2年生部員は「あいさつの態度が悪く指導しようとした。申し訳ないことをした」と話したという。1年生部員は同11月1日付で転校、2年生部員は無期停学処分を受けた。
延岡署は1年生部員の被害届を受理し同月20日、2年生部員を傷害容疑で書類送検。宮崎地検延岡支部は同29日、家裁送致した。日本高野連は昨年10月30日に同校を厳重注意、2年生部員を公式戦出場停止1カ月の処分とした。同校は「治療費の弁済や謝罪について誠意を尽くしたい」としている。