宮本氏、他球団選手とのなれ合いに警鐘

 今季限りで現役を引退した元ヤクルトの宮本慎也氏(43)が20日、埼玉県飯能市の駿河台大で、同大客員教授でもある池山隆寛2軍打撃コーチ(48)とトークショーを行った。

 今季阪神戦でおこった、相川とマートンの本塁クロスプレーを契機にした乱闘騒ぎの裏話も披露。近年は乱闘がほとんどなくなったことにも言及した。「最近乱闘が減ってきたのは、代表や球宴など他球団の選手と交流が増えたこともあるかもしれない。昔はもっとギスギスした緊張感があった。乱闘を勧めるわけじゃないけど、いい意味の緊張感がもっとあってもいい」と宮本氏。

 自身もアテネ五輪日本代表の主将を務めた。球団の枠を超えた交流を否定するわけではない。「個々のレベルアップのためにはいいことだし、他球団の選手と飯を食うなと言うわけじゃない。でも、シーズン中に相手チームの選手と食事した写真をネットにアップするようなのはダメでしょ」。球界のなれ合いが進んでいくことには警鐘を鳴らしていた。

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