楽天・松井「1」決定!原点は高校野球

 今秋ドラフトで楽天に1位指名された桐光学園・松井裕樹投手(18)が28日、神奈川県内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円の最高条件で仮契約を結んだ。背番号は本人の強い意思もあり「1」に決まった。

 詰め襟姿の松井は、りんとした表情で前を見据えた。「自分の原点は高校野球だと思っている。そこで長く付けさせてもらった番号で、スタートしたいと思いました」。松井にとって背番号1=エースナンバー。1年秋から背負った数字を、迷わず選んだ。

 たまたま現在“空き番号”だったが、まるであつらえたように、超高校級左腕のもとに渡った。

 プロ野球で背番号1を付けた選手について聞かれると「王さん(現ソフトバンク球団会長)」と答えた。主力野手が背負う球団が多く、投手では鈴木啓示(近鉄)らがいるが、少数だ。松井は、「1」を自身の代名詞とすべく、自ら道を切り開く。

 24日に行われた楽天のVパレードはテレビで見た。「来年はあの中の一員として活躍していたいなと思いました」。そしてあらためて「田中投手のように負けない投手、チームを勝たせることができる投手になりたい」と、目標のマー君を後継することを誓った。

 球団からは早くも、1月の新人合同自主トレまでの練習メニューを渡された。高卒新人だったマー君が入団当時こなしたものと同じメニューだ。これも即戦力としての期待の表れ。プロとしての歩みは始まっている。

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