原Gマジック点灯王手!中井が千金V弾

 「巨人4‐3阪神」(3日、東京ド)

 点を取られては取り返す熱戦に終止符を打った。同点の七回。先頭の巨人・中井は、内角のチェンジアップを本能で打ち返した。「基本はまっすぐ待ち。緩い球を待ってたわけじゃないけど、体がうまく反応してくれた」。左翼スタンドに飛び込む4号ソロが決勝点だった。

 試合前、中井を中心に、ある会議が行われていた。議題は「入場曲をどうするか?」。寝坊で2軍降格し、思わぬ形で知名度を上げた中井をイジるべく、最近では入場曲が先輩たちによって勝手に変更されていた。前夜の試合では第1打席で「慎吾ママのおはロック」が“おはー!おはー!”と響き渡ったのだが、無安打の上に八回に代打を出されて途中交代…。中井が一時休止を直訴し、矢野や鈴木とうわさされる首謀者たちも「ほとぼりが冷めるまでは、曲を変えるのはよそうか」との決定を下していた。

 すっかり8番に定着した感もある中井だが「常にスタメン落ちする危機感を持っている。全然まだまだなので」と気を引き締める。「いろいろ先輩たちにしてもらえるのはうれしい」というのが本音とはいえ、不安要素を排除し、本来の入場曲、SMAP「ダイナマイト」で放った一発だった。

 いよいよ今日4日に勝利すれば、マジック43が点灯する。勝負の一戦は菅野と藤浪のルーキー対決。原監督は「お互い若武者の投げ合い。彼(藤浪)から点を取れるように戦いたい」と3戦目を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス