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大正ロマン期の建設様式を堪能 ポートアート&デザイン津山と鶴山公園

 神社仏閣を思わせる「ポート アート&デザイン津山」の外観
「ポート アート&デザイン津山」の本館内部
 津山城の石垣ともみじ
津山城ともみじ
 そずり鍋
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 ホルモンうどんで有名な岡山県津山市に芸術文化交流拠点「ポート アート&デザイン津山」が10月6日にオープンし、見学を兼ねて当地を訪れた。1920年に建てられた歴史ある建物内で行われている企画展は芸術の秋にぴったり。また鶴山公園で11月18日から25日まで開催される「津山城もみじまつり」も見逃せない。

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 外観だけみると神社仏閣を思わせるような造り。10月6日にオープンしたばかりの「ポート アート&デザイン津山」は、1920(大正9)年に妹尾銀行林田支店として建築された津山市指定重要文化財だ。銀行業務を終えた建物は、長い間「津山洋学資料館」として使用されたが、2009年に閉館。このたび、芸術文化拠点としてオープンした。

 20年に建設100年を迎える木造の本館は折上格(ごう)天井となっており、壁面は凝った装飾となっている。案内してくれた飯綱洋平館長が「ソリもまったくないでしょ」と紹介してくれた黒光りする8メートルのカウンターは歴史を感じさせる。カウンターの奥には地元作家の作品である家具を配置。敷地の奥に進めば、貸しギャラリーにもなっている石造りの金庫棟、赤レンガ倉庫が当時のまま残っている。大正ロマン期の華やかな建築様式をそのまま堪能できる。

 また、赤レンガタイルが敷かれた中庭には、テーブルやいすが配置され、焙煎(ばいせん)コーヒーを飲みながら休憩することもできる。「人が自由に出入りしてもらいたいという意味も込めてポート(港)と名付けた」と飯綱館長。「優れた作家さんや地元の若い作家さんなどの作品を展示していきたい。ウエディングやマルシェも開催したい」と、人の集まる企画を考案中だ。

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 津山市観光の代表である鶴山公園(津山城)は、四季折々の風景を楽しむことができる。春のさくらに対し、秋はもみじの名所として知られ、11月18日から25日まで「津山城もみじまつり」が開催される。期間中は夜間のライトアップが行われ、色鮮やかな紅葉が夜空と石垣をバックに幻想的な世界へ誘う。

 23日から25日の3日間は、食いしん坊にはうれしいグルメイベントが盛りだくさんだ。例年大好評の津山ホルモンうどん、そずり鍋などが販売される「ご当地グルメフェスティバル&つやまFネット」に加え、今年から「和洋スイーツフェスタ」も同時開催される。

 これまでブランドの「つやま和牛」をウリに多数のイベントを開催してきた津山市観光協会の森元哲人さんは「津山は肉だけじゃない。甘いものもあります。人口に対して菓子店が多いんです」と力を込める。津山の小麦を使用している津山ロールをはじめ和洋菓子店の協力を得て、銘菓のバラ売りや津山ロールのカット売りを実施。「3回やってダメならやめるかも」と赤字覚悟の企画に期待したい。

 ◆ポート アート&デザイン津山 開館は10時~18時。休館日は火曜、祝祭日の次の平日、年末年始、入館料は無料(開催イベントにより有料)。問い合わせ(TEL0868・20・1682)

 ◆鶴山公園(津山城) 「津山城もみじまつり」開催中の開園時間は8時40分~21時(最終入園は20時30分)、入園料は大人300円(高校生以上)、小人無料。

 ◆問い合わせ 津山観光センター(TEL0868・22・3310)

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