冬はやっぱりカニでしょ!~石川・羽咋

 青いタグが付いた加能ガニ。「タグ付きずわい蟹会席」は絶品=休暇村能登千里浜
 カニみそをあぶっていただく
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 冬だし、寒いし、腹も減ったし、カニを食いに温泉に行こう!どうせなら行ったことがない所がいい。そんなわけで石川県羽咋市を訪れた。羽咋と書いて「はさく」と読むかと思ったら「はくい」だった。難しすぎるぞ!いただくのは加能ガニ。加賀の「加」と能登の「能」をくっつけた造語だ。冬はやっぱりカニがうまい~。

 ◇   ◇

 カニが次から次へとテーブルに並ぶ。「姿ゆで」、「カニ刺し」、「焼きガニ」…。うまそう。青タグが付いているのが加能ガニの証し。石川県でとれたズワイガニの雄だ。加能ガニとは加賀と能登の漁港で水揚げされたカニを指す。

 ズワイガニと言えば雄がよく食べられるものの羽咋では雌を好む人も多い。雌の「内子(うちこ)」目当てだ。体内に抱えた卵で未受精卵のことをいう。現在、60歳くらいの人にとってはその昔、おやつがわりのように食べていたそうだ。うらやまし過ぎる。しかし、年々価格が高騰し、食べる機会は減ったという。

 雄のカニを見ても「食べるのめんどくさい」「すぐにおなかがふくれる」と言って食べない人もいた。ぜいたくだぞ、羽咋市民。初めて食べた内子は卵くさくなく、確かにうまかった。でも、やっぱりフツーに足を食いたい。

 加能ガニのおいしさのポイントは、とれたその日のうちに漁港に日帰りする点だ。「休暇村能登千里浜」(羽咋市)で出てくる「タグ付きずわい蟹会席」は1人に付き2杯分のカニを提供してくれ、そのうちの「姿茹で」が加能ガニ。ほかにもカニの天ぷらに、すき鍋に。食べきれないのが悲しい。

 完全に満腹になったものの、しめに雑炊を食べないことには未練が残って寝付きが悪くなる。カニのだしがたっぷり出てこの上なくおいしかった。

 ◆アクセス 「休暇村能登千里浜」へはJR大阪駅から特急サンダーバード和倉温泉行きに乗って羽咋駅まで約3時間半。または大阪駅から金沢駅で七尾線に乗り換え羽咋駅まで(料金はともに片道8250円)。羽咋駅から送迎バス(要予約)。同休暇村は7月にリニューアル。全67室のうち27室が和洋室に。源泉掛け流しの温泉も。タグ付きずわい蟹会席は3月12日まで。2人1室利用で1泊2食付き2万3000円~。その他のコースも。問い合わせは同休暇村へ(TEL0767・22・4121)。「コスモアイル羽咋」は火曜休(TEL0767・22・9888)。

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