トロッコ列車で冒険~四国絶景ツアー
四国はJR土讃線の琴平駅(香川県琴平町)から大歩危(おおぼけ)駅(徳島県三好市)までの区間をトロッコ列車が走っている。1日1往復、土日祝のみで11月までの期間限定だ。大歩危や小歩危(こぼけ)といった奇岩秘境地帯を通る時や、吉野川にかかる橋を渡る時はスピードを落としてくれる。坪尻(つぼじり)駅は一番近くの道路からでも徒歩で接近するには30分かかる“秘境駅”。約2時間の絶景ツアーを満喫した。
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坪尻駅は人里離れた谷底の駅。その立地条件から秘境マニアの間で注目を集めている。
近くの国道32号から駅へは下り道で約30分。帰りは傾斜がきつく1時間ほどかかる。それだけに列車で難なく訪れることができるのは貴重だ。
もともとは乗降客のために造られた駅ではなかったが、時の経過とともに周辺集落に住む人のために使われるようになり、1日で50人から100人ほどが利用する時期もあった。しかし、現在は0人。たしかに駅周辺は雑草が生い茂り、「マムシ注意」の看板もあって利用者がいないのもうなずける。
駅は急勾配区間に設けられ、列車が方向転換するために「スイッチバック方式」を使用。前に進んでいた列車がいったん後ろに下がって方向転換する。同駅では13分間、停車するので列車から降りて周辺散策が可能だ。
箸蔵(はしくら)駅へ向かって出発。吉野川にかかると減速し、ゆっくり通過して写真撮影の時間を作ってくれる。次の停車駅は阿波池田駅。ここでは20分間停車する。トロッコ列車は窓がないのでずっとそこにいると体が冷える。これからの季節はカイロを携帯したほうが良さそうだ。
駅を出て少し散策。商店街に地酒の看板があった。地元の人によると、徳島の地酒は主に3種類が好まれている。「今子町」、「三芳菊」、「芳水」。キオスクで「芳水」を発見。早速買った。
阿波池田駅を出発し、しばらくすると左手に小歩危が見えた。吉野川に広がる絶景。線路が川面よりもかなり上を走っているので、道路からは見えない景色を見ることができる。まもなく大歩危が見えた。琴平駅を出発して大歩危駅まで約2時間。絶景をガッツリ堪能した。
◆トロッコ列車 運行期間は11月29日までの土日祝。くだりは琴平駅9時58分発、大歩危駅12時2分着。のぼりは大歩危駅14時20分発、琴平駅16時30分着。トロッコ区間は坪尻駅~大歩危駅。琴平~大歩危間の乗車券は片道大人1090円、こども540円。これに座席指定料金が必要。大人520円、こども260円。問い合わせはJR四国電話案内センター(TEL0570・00・4592 8~20時)
