「芸術の秋」山上で満喫~兵庫・六甲

 六甲おろしにひっかけた巨大おろしがねの「六甲おろし器」=六甲カンツリーハウス
 芸術祭のメーン・ヴィジュアルとなっている日野田崇氏の作品「私の山」=六甲オルゴールミュージアムの中庭そば
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 六甲山上に点在する観光施設など11カ所を会場に、現代芸術家31組の彫刻や陶芸、絵画など35点を展示する「六甲ミーツ・アート芸術散歩2015」が開幕し、アートファン、アウトドアファンらでにぎわっている。六甲おろしにちなんだ巨大なおろしがねや、山上のストーンサークルに設けられた謎の楽器など不思議な作品がいっぱいだ。

 ◇   ◇

 六甲カンツリーハウスに美しい芝の斜面が広がる。そこでひときわ目立つ物体、というかオブジェは首をひねらずにはいられない謎なモノだった。大きさは一般的なドアの2倍くらい。

 作品タイトルは「六甲おろし器」。六甲ミーツ・アート総合ディレクターの坂本浩章氏によると、「大きなおろしがね」を表現したモノで六甲おろしにちなんだ作品という。坂本氏は「ばかばかしさを具現化した作品」と説明した。製作者は北川純氏。これまでに「キリンアートアワード奨励賞」などを受賞している。

 芝をそのままてっぺんまで登ること約10分。半径10数メートルの「ストーンサークル」が現れた。英国の「ストーンヘンジ」を思わせる形状だ。いつから存在するかは不明で、坂本氏によると六甲山が開発され始めた約80年前には存在したことが確認されているという。UFOの出現を願った人々が時折、人が寝静まった夜に訪れることもあるという。

 石に沿うようにして、自然の風によって音が鳴る「エオリアン・ハープ」という弦楽器が並ぶ。中川浩佑氏の作品でタイトルは「ヤマカゼボッチの弦楽器」。すぐそばには、しめ縄がほどこされた巨大な磐座(いわくら)が鎮座。「天穂日命(あめのほひのみこと)の古代祭場」と書かれた説明文が掲げられていた。

 ほかにもユニークな作品があちらこちらに点在。山歩きを兼ねて芸術の秋を満喫できそうだ。

 ◆料金 大人(中学生以上)1850円、小人(4歳~小学生)930円。販売場所は有料会場の入場窓口(六甲山カンツリーハウス、六甲高山植物園、六甲ケーブル山上駅構内など)。

 ◆開催時間 10時~17時。会場により21時半(土日祝は22時)まで鑑賞できる作品も。「旧六甲オリエンタルホテル・風の教会」は11時~16時。期間は11月23日まで。

 ◆会場 ガーデンテラス、六甲山カンツリーハウス、六甲高山植物園など。

 ◆アクセス 阪神御影駅またはJR六甲道駅または阪急六甲駅から神戸市バス16系統で六甲ケーブル下駅へ。同駅六甲ケーブル山上駅。六甲山上バスで各エリアへ。

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