ノンアルOK!飲めない女子も!~北新地

 グラマライズ
 笑顔がはじける「bar B♭」のオーナー兼バーテンダーの鍵恵子さん
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 大阪・北新地のビルの6階に「bar B♭(ビーフラット)」はたたずむ。オーナーでバーテンダーの鍵(かぎ)恵子さん(43)は見た目も含め超個性的。パフェのようなスイートなカクテルを生み出すと思えば、日本ラグビーフットボール協会公認のレフェリー資格を持つ“ラガーウーマン”でもある。

 ◇   ◇

 一見して気になったのが男性的とも言えるベリーショートな髪形だ。鍵さんは「試合の後、ドライヤーで乾かす時間がないから」と答えた。

 オーバーフォーティーの男女で構成される大阪の「惑惑(わくわく)ラグビークラブ」に所属する鍵さん。ポジションはウイングだ。「ラグビーが好きで高校時代はマネジャーをしていましたが、前回ワールドカップで20年ぶりにはまってしまいました。ワクワクに入れていただいて、女性のレフェリーは少ないからと勧められて資格も取ったんです」。

 自分の「城」を持ち、休日はラグビーで汗を流す。うらやましいくらいに自由で充実した日々を過ごす日々のきっかけとなったのは離婚だった。前夫の意向で専業主婦を余儀なくされ、夫を送り出した後は1日中誰ともしゃべらない日が続いた。「気がつけばテレビに向かって話しかけてました。これはやばい、と思いましたね」。

 夫を説得してパートに出るようになると、「働きたい」という気持ちがいっそう強くなっていった。別居を経て離婚が成立した時は「やった!自由だぁ」。結婚前飲食店で働いていた経験もあり、自活のためバーでアルバイト。「大きなハコの店に勤めたこともありましたが、流れ作業でカクテルを作るより一人一人のために丁寧に入れる方が自分の性に合っているなと思いました」。

 離婚から4年後の2008(平成20)年2月14日、「B♭」をオープン。目指したのは「敷居の高くない店」だという。「場所柄、ホステスさんやサラリーマンの方が多いですね。ノンアルコールのカクテルも作ります。男性の皆さん、飲めない女の子も安心して連れてきてください」と鍵さんは笑って呼びかけた。

 取材の日にいただいたのは鍵さんオリジナルカクテル「グラマライズ」(1500円)。クリーミーなリキュールのベイリーズがベース。アルコール度数はかなり高いが、甘~い口当たりのデザート感覚だ。ラグビーボールのようにまっすぐいかない人生も悪くないと思える1杯でした。

 ◆bar B♭ 大阪市北区曽根崎新地1の2の22 北リンデンビル6階 JR北新地駅から3分。TEL06・6345・1402。営業18時~翌3時。日祝定休。

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