京都と世界を結ぶ“日本一”のカクテル
京都四条烏丸近くにあるバー「The door高倉店」は町家を改装したもので居心地抜群だ。バーテンダーの中村晃子さん(37)は5月に東京で行われたカクテルコンペで全国優勝を果たし、6月に英国スコットランドで行われる授賞式に出席する。“日本一”のカクテルは、京都と世界を結ぶまるで絵画のような一杯です。
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中村さんが参加したカクテルコンペは、「シーバスミズナラ マスターズ・カクテルコンペティション」。スコッチウイスキー「シーバスリーガル」を展開するペルノ・リカール・ジャパン(本社・東京)が主催した大会だ。日本限定で発売されている「シーバスミズナラ」を使用し、日本ならではのカクテルで競う。
優勝を決めたカクテルは「オリエンタルハーモニー」。中村さんは「シーバスミズナラは柔らかいウイスキー。ミズナラが育つ夏の野山のようなみずみずしくて、和風のイメージも込めました」と創作意図を明かした。
オリエンタルハーモニー(1200円)は京都府和束(わづか)町の煎茶とジャスミン茶をブレンドするところから始まる。煎茶は1煎目、ジャスミン茶は2煎目を使用。1煎目とは最初にいれたお茶。2煎目とは1煎目をいれ終わってから再び急須にお湯をいれたお茶をいう。
これにハーブの一種のエルダーフラワーなどを加えてシェイク。琥珀(こはく)色のウイスキーと涼しげなお茶が、まさにハーモニーを奏でる。
コースター代わりの皿には高知のかんきつ・小夏の皮を削って小川の流れを表現し、同店の庭に茂るもみじの若葉をあしらう。
元は築90年ほどの民家。2010年9月の開店にあたり、はりの一部を除き全面改装した。中村さんは京都市内のホテルのバーなどに勤務した後、同店開店時から勤める。「ホテルではお客さんとの距離感やサービスの基本などたくさん学びました。お酒は(家でも)毎日飲めますが、こういうバーは非日常の空間。気持ちよく飲んで、また来たいと思っていただけるのが一番うれしいですね」
コンペ優勝者として6月下旬、スコットランドに招かれて授賞式に出席する。「蒸留所や、カクテルの最先端をいくロンドンのバーへも行ってみたい」。現地でオリエンタルハーモニーを披露する機会があるかも?
「庭のもみじ、持って行きましょうかね」。笑顔がはじけた。
★The door高倉店 京都市下京区高倉通四条下ル高材木町224 阪急烏丸駅15番出口から徒歩2分。TEL075・353・8678。営業18時~翌2時。12月31日、1月1日休み。1階はカウンターのみ9席、2階は畳の個室。バースデープラン5000円~など。要相談。(中村さんが渡英中も営業)
