阪神負けすぎで毎日がツライ→カナダ人の阪神ファンがオリックスを応援してみた結果

山本由伸はオリックスだけでなく球界を代表する投手だ
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 阪神ファン歴8年の僕にとって、今季は史上最低のシーズンになろうとしている。球団の歴史としては知っていたけれど、僕自身はいわゆる「暗黒時代」を経験してない。阪神ファンになる前も含めて、僕の人生の中で贔屓チームがこんなに負けるのは初めて。心臓が痛いほど苦しいです。怒りよりも悲しみ、鬱のほうが強い。こういう時、よそのチームに目が行ってしまうのは僕だけでしょうか?

 カナダ人の僕は、ことあるごとに「なんで阪神ファンになったんですか」と聞かれます。正直に打ち明けると、こっち(関西)の人間になったから。でも…関西には2球団は存在しているよね?阪神と昨年優勝したあの球団。そこで阪神が大型連敗してる時に「関西の人間ならオリックスを応援してみては?」と自分に問いかけた。

 僕がサイト運営している「阪神タイガース・イングリッシュ・ニュース」(@thehanshintiger)のSNSのロゴマークをデザインしてくれた相棒に「オリックス版を作ってくれ」と頼んだら、翌日にいい画像が送られてきた。すぐさまオリックスのSNSアカウントを作成。フォロワーを集め、オリックスファンとの交流を始めた。また、チームや選手情報をたくさん調べて「オリックス・バファローズ・イングリッシュ・ニュース」(@theorixbuffalo)を誕生させました。

 この2週間で、オリックスにはたくさんの魅力的な選手がいることを再認識した。投手陣は沢村賞を受賞した山本由伸、新人王の宮城大弥に加えて山岡泰輔、田嶋大樹と若手のエース格がずらり。野手陣も首位打者の吉田正尚、本塁打王のラオウ杉本裕太郎や高卒3年目の紅林弘太郎などが並ぶ強力打線だ。それなのにファンの数では阪神が大きく上回っている。なぜだろう?

 ぶっちゃけ、僕自身もオリックスを応援する中で、どうしても阪神のことが気になる。勝ってるかな?佐藤輝明は打ってるかな?今日の勝利をキッカケに借金を返上してくれるでしょう?などなど…“初恋”である阪神を無視できない。

 メジャーリーグだって、長年のヤンキースファンが急にメッツに切り替えることはないし、ドジャーズファンがいきなりエンゼルスファンに鞍替えすることもない。やっぱり憧れの選手が宿敵球団に移籍でもしない限り、最初にのめり込んだチームを一生涯愛するべきだ。

 僕が言うのもおかしいけれど、連敗が続いて最下位を独走していようが“浮気”はダメ。オリックスには申し訳ないけど、やっぱり僕が阪神ファンであることは変えられない。オリックスは以前よりも気になっているけど、本命はやっぱり阪神。「勝っても負けても虎命」。その感情をチームの不調で改めて知りました。

 ◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年に初来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」で阪神情報を配信中。

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