ボーア退団は残念…でも期待の新助っ人が僕をフォローしてくれた!

 昨年の今頃、阪神ファンにとって「ボーア入団」が大きな話題だった。各スポーツ紙の見出しは「メジャー92発の男」とか「バースの再来や」。夢を膨らませたけれど、結局は優勝も三冠王も現実にならず、本人は退団してしまった。

 正直言って彼の退団は非常に残念。調子の波は激しかったけれど、彼の特徴であるホームランは、どの打席でも出そうに思えた。ファイヤーボールのパフォーマンスも好きだった。全力プレーでもスタンドを沸かせた。来日早々コロナ禍に巻き込まれ、長い自粛期間に突入。それを乗り越えて、無観客という違和感を抱きながら一生懸命プレーしてチームにも溶け込もうと努力し、日本語を喋ろうとしていた。彼の姿勢は称賛されるべきだと思う。

 個人的には、ボーア夫人のヘイリーさんと仲良くさせてもらったことも大きい。「いつか僕の家で家族ぐるみでバーベキューでもしよう」と誘ったら、快く「いいね!」と返事してくれていた。コロナの影響で実現しなかったことが本当に残念。何とかNPBの他球団と契約できれば、まだ近くで応援できるかもしれないと期待していたけど、契約はまとまらなかったみたい。報道によると本人は米球界復帰を目指すというので、残念だけど、こればかりは仕方ない。

 その一方で、新たにやってくるメル・ロハス・ジュニア選手のことも気になっていた。複数球団による争奪戦が繰り広げられていたそうだが、そんなある日、関西のスポーツ各紙が「阪神と契約合意に至った」と大きく報道した。球団からの公式発表を待とうと思ったけど、その時点で僕は本人のTwitterアカウントをフォローした。そしていよいよクリスマスの日、ロハス選手の獲得が正式に発表された。ファンとって大きなクリスマスプレゼントになったけれど、僕個人には、もう一つプレゼントが届いた。同じ日に、僕のTwitterアカウントの通知欄に、ロハス選手からのフォローバックが!!

 ロハス夫人からもフォローバックしていただいたこともあって、今は「ロハス一家の役に立ちたい!」という気持ちでいっぱい。コロナワクチンの予防接種が広まったら、今度こそ我が家のバーベキューに呼べたら…と願っています。

 ◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年に初来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」で阪神情報を配信中。

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