鮮やかな初登板に金本監督も「やっと投げるタイミングができて…。１５３キロ？１イニングだけとはいえ、高卒新人でなかなか出せないと思う。大器の片りんが見えたね」と賛辞を惜しまなかった。

　「フェニックスリーグ、阪神８－１斗山ベアーズ」（４日、サンマリンスタジアム）
　阪神は４日、みやざきフェニックス・リーグの初戦、韓国・斗山ベアーズ戦に８－１で勝利した。先発の望月惇志投手（１９）は５回２安打無失点、無四球の快投を披露。

　掛布雅之２軍監督（６１）は「自分のサクセスストーリーを積み上げていってほしい」と、ドラフト４位入団からの下克上に期待した。

　背番号３１の目は違う。もっと、ずっと先を見ている。
　「藤浪とはまた違う形で阪神を背負う、また球界を背負っていくような選手になってほしいから」

　「フェニックス・リーグ、阪神５－２巨人」（１０日、アイビー）
　阪神の望月惇志投手（１９）が１０日、みやざきフェニックス・リーグの巨人戦に先発し、７回５安打２失点（自責１）。２戦連続の好投を見せたが、掛布雅之２軍監督（６１）の評価はいまひとつ。

　「球が高かったよね。もうちょっとゲームを支配しなきゃ。今日のピッチングで満足しちゃダメでしょう」

　望月自身もさらなる成長を誓った。「ピンチの場面で落ちる球とか、ワンバウンドさせて振らせるような決め球を磨かないといけない」。絶対的エースになるには直球以外に、もう一つ武器がほしい。