虎党のレジェンド・中村鋭一さんの仰天伝説
熱狂的な阪神ファンで知られた元衆参両議員・中村鋭一さんが87歳で亡くなった。自身のラジオ番組で「六甲おろし」を全国に普及させた鋭ちゃん。語り草になっている過去の伝説をまとめました。
公開日:2017.11.9
ABCラジオの「おはパソ」で六甲おろしを広める

関西の名物ラジオパーソナリティーとして活躍し、衆参両院で議員を計16年務めた中村鋭一さん(なかむら・えいいち)が6日午後11時33分、大阪府吹田市内の病院で肺炎のため死去したことが7日、明らかになった。87歳。所属事務所が公表した。
中村鋭一さん死去、87歳 肺炎で ラジオで「六甲おろし」…生涯パーソナリティー
熱狂的な阪神ファンで、当時アナウンサーは不偏不党とされた時代に、阪神が勝利するたびに番組で「六甲おろし」を歌唱するスタイルが関西名物となり、「六甲おろし」を阪神ファンに広く普及させたと言われた。
中村鋭一さん死去、87歳 肺炎で ラジオで「六甲おろし」…生涯パーソナリティー
伝説1…甲子園暴動でABC放送席だけ無害

元朝日放送アナウンサーで名物パーソナリティーとして活躍した中村鋭一さんの訃報を受け、後輩の道上洋三アナ(74)が8日、77年に中村さんから受け継いで41年目になるABCラジオ番組「おはようパーソナリティ」で、中村さんが歌った「六甲おろし」を流し、追悼した。
中村鋭一さん虎党に愛され…甲子園暴動もABC放送席だけ無被害
中村さんは、熱狂的な阪神ファンで知られた。放送局が不偏不党だった70年代に、阪神勝利の翌日に「おはパソ」で「六甲おろし」を歌唱するのが大反響を呼び、番組は圧倒的な聴取率を誇った。
中村鋭一さん虎党に愛され…甲子園暴動もABC放送席だけ無被害
道上アナは番組で、73年、阪神が最終決戦に敗れ、巨人にV9を許した際、甲子園球場でファンが大暴れしたことを述懐。甲子園のテレビ局の放送席も被害を受けたが、朝日放送の席だけは「ここ、鋭ちゃんとこやな。ここだけは勘弁したれ」との声が飛んで、無傷だったことを明かした。
中村鋭一さん虎党に愛され…甲子園暴動もABC放送席だけ無被害
