阪神・熊谷 国内FA権行使せず残留 妻の言葉に背中押され決断 3年総額1・2億円プラス出来高で合意
阪神は31日、熊谷敬宥内野手(30)が今年8月に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留すると発表した。熊谷は兵庫県西宮市の球団事務所で取材対応。球団と3年総額1億2000万円プラス出来高(推定)で合意に達した。
虎の守備職人が来季もタテジマのユニホームを着てグラウンドに立つ。熊谷は「話し合いの中で、まだ僕の力が必要だと球団に言っていただいたので残留という形を選びました」と報告した。
今季は本職の遊撃をはじめ二塁、一塁、三塁、左翼を守り、マルチに活躍。嶌村球団本部長も「守れるし、代走も行ける。貴重なピースになる選手」と評価した。ただ熊谷は「(今季のプレーについて)全然納得はしてないですし、エラーも多く、ふがいない感覚で終わった悔しさがある」と率直な心境を吐露した。「自分がしっかりレベルアップすれば誰がショートをやっても関係ない。他の人を気にする余裕もないので、さらに力をつけていきたい」と来季のさらなる奮闘を誓った。
家族とも相談の上での決断だった。「今後どうするべきかっていうのは嫁とはすごい時間をかけて話した」と明かし「『タイガースでしっかり結果を出すのが一番良いことだと思うよ』と言ってもらった」と妻の言葉に大きな後押しを受けた。マルチな活躍で、3連覇を目指す虎を支える。
