阪神藤川改革第2弾 高寺遊撃コンバート「非常に高い位置での向上を見込みたい」すでにフェニックスLで挑戦中
改革第2弾-。阪神の藤川球児監督(46)が25日、高寺望夢内野手(24)の遊撃コンバートを明言した。シーズンの全日程終了後、今月20日から宮崎県内で行われているフェニックス・リーグに合流。15日には平田2軍監督に遊撃固定の起用を依頼。「チャンスはありますが、置いているわけじゃないので」と、来年2月の実戦でサバイバルを勝ち抜く覚悟を求めた。石井の先発転向に続くプラン。変化による化学反応をチームの推進力にする。
シーズン終了から1週間が過ぎた。まだ、もう…それぞれの感情を胸に抱きつつ、チームは来シーズンに向け動き始めている。2リーグ分立後、球団史上初の連覇を成し遂げ、王者として3連覇に挑む来季。藤川監督は既に高寺の起用法を固めていた。遊撃コンバート。「まずは、やらせてみてほしい」と着手した。
「ここから3月まで、挑戦をしかけていくのは高寺です。立石、小幡も含めて2月、主力の選手が調整している間に、とにかくゲームに出続けるコンディションづくりをこの秋の練習、秋季キャンプから持っていって」 秋季練習2日目。指揮官は具体名を挙げ、来季に向けた期待を語った。高寺は現在、フェニックス・リーグに参加中。今月22日の巨人戦(SOKKEN)で五回、左翼から遊撃に守備位置を変えた。守備機会は3度で無失策だったが、三塁後方の飛球を立石とお見合いし、安打にするミスもあった。残り3試合。貴重な実戦期間を糧にする。
チーム喫緊の課題として、固定できていないのが遊撃、そして左翼。メジャー挑戦を表明した佐藤輝が抜けるため、三塁も若虎の台頭を待つポジションになる。ただ外野の一角を埋める即戦力として、ドラフト1位で榊原(明大)を指名。順当なら近本、森下を含めた3人がレギュラーの最有力候補に挙がる。そこでカギを握るのが高寺だ。
今季、近本不在時には中堅、中野がコンディション不良を訴えると、二塁を守った。終盤は主に左翼に入るなど、言い換えればオーダーに欠かせなかった選手。走攻守でポテンシャルが高く、まだ24歳。遊撃で固定できれば、チームの主戦になり得る存在だと期待は大きい。秋季キャンプから強化指定選手としてレベルアップを求めていく。
12、1月の自主トレを乗り越えた先で2月、キャンプ中の実戦でも積極起用で結果を求める。「小幡、立石も含めてですけどね。非常に高い位置での向上を見込みたい。オープン戦で出続けて、誰も入らせないということが必要になる」と藤川監督。石井、先発転向-続く改革第2弾。遊撃・高寺がV3の命運を握る。
