阪神・藤川監督「3つ勝つ」CSへ堂々宣言 平良攻略に自信「期待しておいてください」

 阪神の藤川球児監督(46)が13日、CSファイナルSのDeNA戦を前に必勝を誓った。「チームとして3つ勝つ。期待しておいてください」と堂々の宣言。2023、25年に続く全勝突破で日本一への挑戦権を得る。昨年のファイナルS前日は練習前に選手を集め、「荒々しく戦おう」と訓示を述べた。だが、今年はリーグ連覇の王者に成長したナインの姿に「特に言うことはない」と全幅の信頼を置く。不言実行で突破を決める。

 最後の大勝負を前にした藤川監督は、終始、静かにナインの動きを見守った。「ペナントレースとは違う」と話すように、趣を変える一戦必勝の短期決戦。練習中もシーズン中には見せない動きで、三塁ベンチ前から各選手の打撃を観察した。準備はOK-。確信めいた表情で不敵に笑った。

 「チームとしては3つ勝つと。それだけですね」。監督就任時に掲げた凡事徹底を提言するように、2日連続の非公開練習でサインプレーを確認。その後はフリー打撃と約2時間、入念な準備で決戦に備えた。リーグ優勝を遂げた23、25年の同シリーズは全勝で突破。得意とする短期決戦だ。

 9日、CS開幕前の共同会見ではキーマンに近本、中野の1、2番を指名。「連動性が出せる」と突破口を開く存在として期待した。さらに翌10日には「今年は森下と大山。大山がやってくれると思うんです」と予言。「後になれば分かる」と理由は伏せたが、昨年は森下が獲得したCSのMVPを、不動の5番打者が獲得すると予想した。

 レギュラーシーズンでは、今季DeNAに対して13勝12敗。勝ち越してはいるが、互角の戦いを繰り広げた。14日の先発が予定される平良に対しても、5試合の対戦で1勝2敗、防御率1・91と苦手にする相手。加えて、巨人とのファーストSを連勝で勝ち上がった勢いもあるが、指揮官は「期待しておいてください」と攻略に自信を見せる。

 「とにかく3つ勝つと、それだけですね。それに対して、選手の表情も体のキレもいい。挑戦的に戦おうと。本当にもう、それだけですね」

 昨年のファイナルS前日には「荒々しく戦おう」とナインを鼓舞するなど、節目、節目ではミーティングを開いてきた。だが、この日は最後まで柔和な表情で選手、コーチらとコミュニケーションを図った。リーグ連覇の王者。成熟したナインにも自信と風格が漂う。「やるべきことは一つなのでね。勝ちにいく」と指揮官。3つ勝つ。連勝で、全勝で日本一への挑戦権を奪う。

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