阪神・伏見「初戦が大事」CS経験豊富なベテランが説く突破の糸口 「すべて出し切って」思い切ったリードも

 リーグ連覇を達成した阪神は日本一奪還を目指し、14日からCSファイナルSを戦う。ポストシーズンの10月に活躍する選手の代名詞「ミスターオクトーバー」になるのは誰か。トラ番記者がイチ推し選手を紹介する企画の今回は、パ・リーグ時代にもCSを経験している、伏見寅威捕手(36)を取り上げる。

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 酸いも甘いも経験してきたCS。伏見は「こっちが勝てばかなり有利に立てるし、相手が取ればタイに持ち込めるという意味では、初戦が大事かなと思います」と第1戦の重要性を説いた。

 オリックスと日本ハムで4度、CSを戦ってきた。オリックス時代はリーグ王者として待ち構え、いずれも初戦を取り、日本シリーズへ駒を進めた。逆に日本ハム時代に2位から進出した昨年のファイナルSでは初戦を落とすと、3勝3敗で最終戦まで粘ったが、最後に力尽きていた。「勝ち上がってきたチームが2勝、3勝と追いかけるのは、かなりの労力が必要。(今回は)相手に流れを渡さないためにも、先勝できたら大きいです」と語った。

 収集してきたデータ、傾向を駆使する瞬間でもある。「根本は一緒」とレギュラーシーズンから、大きく攻め方を変えるわけではないが「今年に関してはもうやることがない相手なので、ゲーム展開にもよるけど、すべて出し切っていいのかなと思います」と思い切ったリードもプランの中に入れている。

 また、昨年までとは異なり、投手も打線に入るのがセ・リーグ。ビハインドを許したチームが早々に代打を使うなど、早めの仕掛けがある。「相手の作戦も多くなる」と警戒しつつ「理想を言えば先行逃げ切りです。キャッチャーとしては先制点を与えない。こっち優位に進めることが重要です」と力を込めた。

 高橋や大竹とバッテリーを組むことが多く、大事な試合での出番は確実にくる。「勝つだけですね」と結果への執着を見せた伏見。経験豊富な男が、すべての力を注ぎ込み、チームを勝利に導く。(デイリースポーツ・滋野航太)

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