阪神・坂本 優勝M呼んだ先制V打 前打者敬遠は想定内「早めに準備」マー君撃ち 月間16打点チーム2位
「阪神4-1巨人」(29日、甲子園球場)
目の前の打者が敬遠で歩かされても、とにかく冷静だった。阪神・坂本は待ってましたとばかりに集中力を研ぎ澄ませ、決勝の先制適時打。「何とかしたいという思いだけでした。打った瞬間に落ちるだろうと思ったんで、良かったです」。主将の一振りで優勝へのマジックを点灯させた。
両軍無得点の四回2死二塁。巨人ベンチは高寺を避け、坂本との勝負を選んだ。月間7本塁打の絶好調男は心を惑わされるどころか、想定内だった。「敬遠するんじゃないかなとちょっと思ってたから。そんな気がするなと思いながら、早めに準備できていたんで」。これも捕手の読みか。田中将のツーシームをレフトへ運び、一塁上でほえまくった。
ゴロになってもおかしくない攻め。坂本は打撃練習からゴロを嫌う。長年、嘉勢打撃投手はフリー打撃の投手役を務めるが、ゴロを打つと悔しがる姿を見てきた。「打球を上げるバットの軌道を分かっているよね」と同打撃投手は言う。月間7本塁打も日頃からの意識づけがもたらしたもの。さらに、月間16打点は佐藤輝に次いで、チーム2位の数字だ。
23、25年の優勝にも貢献してきた。ついにマジック点灯。ただ、主将として、一選手として、気持ちは変わらない。「あってないようなものだと思って、一個ずつ勝っていけばいい。目の前の一つの試合に集中するだけ」。8月も残り1試合。夏男は止まらない。
野球スコア速報
