【解説】阪神OB福原氏が称賛した村上投手の「先発の柱」としての姿とは 長いイニングを投げる上で必要なこと

 「阪神3-2ヤクルト」(18日、京セラドーム大阪)

 阪神が1点ビハインドの九回、佐藤輝選手と大山選手の2者連続アーチで今季5度目のサヨナラ勝ちを収めた。劇的な逆転勝利となりリーグ一番乗りで60勝に到達。虎党が大興奮の試合で、デイリースポーツ評論家の福原忍氏は、6回2失点の村上投手を「先発陣の柱としての仕事をしました」と力投を称えた。

 この試合、村上投手が三者凡退に抑えたのは1イニングのみ。毎回のように走者を背負う苦しい投球だったが、福原氏は「その中でも粘り強く投げて結局、2点に抑えた。その粘りが最終回に繋がったと思います」と振り返った。

 初回いきなり連打で無死一、三塁の大ピンチ。だが、村上投手は動じることなく、2度目のけん制で一走・岩田選手をアウトにした。後続も断ち、無失点で立ち上がった。「あの一つのアウトで1点、2点奪われるというところがゼロになりました。あのけん制アウトは非常に大きかった」と福原氏。二回と六回に失点したが、「1点ずつというのが大きい」と一気に追加点を奪われない重要性を説いた。

 村上投手は6回を投げ降板。この試合を含め今季は21試合に先発し、投球回数は144回1/3となり4年連続で規定投球回数をクリア。12球団で一番乗りの到達となった。特筆すべきはクオリティースタート(QS・6回以上かつ3自責点以下)を21試合中、20度達成。この数字が先発陣の柱の証しだという。

 「村上投手の素晴らしいところは、ピンチになっても大量点を与えず試合を壊さないところです。これが、長いイニングを投げる上で必要なことです。直球が走っていなくても他の球種でカバーする。コントロールの良さは、味方の好守備にもつながっています」

 粘り強く、少しでも長いイニングを。自身に勝ちはつかなかったが、チームのために腕を振る「先発の柱」の姿を称賛した。

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