【藤田平氏の眼】阪神・坂本はインコースをさばくのがうまい 八回の適時打はお手本のような打ち方 伊原はテンポの良さ目を見張った

 「広島1-8阪神」(16日、マツダスタジアム)

 阪神が連敗を2で止めて同一カード3連敗を阻止した。初回に佐藤輝明内野手がバックスクリーンへ先制28号2ラン。七回には坂本誠志郎捕手が中前に適時打、さらに代打・伏見も適時打を放った。坂本は八回にも適時打を放ち計3打点。先発の伊原は5回2安打1失点で4勝目を挙げた。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「坂本はインコースをさばくのがうまく、八回はお手本のような打ち方だった」と指摘した。

  ◇  ◇

 坂本は入団当初からバッティングの良い捕手だった。特にインコースをさばくのがうまく、近本にも坂本の腕のたたみ方を参考にしてみてはと言ったこともあった。

 八回の左翼線への適時二塁打も、内角寄りに入ってきたスライダーをファウルにすることなくフェアグラウンドに運んだ。広島バッテリーは七回の打席で外角球を中前適時打とされていたので、八回の打席では意識的に内側を攻めていたが、それを苦にしない、お手本のような打ち方だった。

 先発の伊原は才木、大竹と2試合続けて先発投手が5回持たなかった中での登板だった。多少の重圧もあっただろうが、5回2安打1失点と役割は十分に果たした。

 ボールも走っていたし、コントロールも良かったが、特に目を見張ったのがテンポの良さだった。捕手の坂本も捕球したらすぐにボールを返していたし、サイン交換も手際が良く、バッテリーで意識してリズムを生み出していたようだった。

 最下位相手に3連敗を喫していれば、優勝を争うチームが大きく崩れる可能性もあっただけに、大きな勝利となったはずだ。

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