阪神・藤川監督「まだまだ顔を上げて」 2カード連続負け越しで巨人に並ばれた 昨季の57失策にも並んだ
「阪神1-7中日」(8日、京セラドーム)
阪神は拙守が重なり、2連敗で2カード連続の負け越しとなった。二回に遊撃・熊谷の失策が絡んで先制点を献上。さらに左翼への打球に対し、ガルシアがスライディングキャッチを試みるも後逸し、適時打とされた。ガルシアは七回にも打球を後ろにそらした。藤川球児監督(46)は新助っ人を責めることなく「しっかり顔を上げて戦う」と次戦を見据えた。巨人に再び同率首位に並ばれ、虎が正念場を迎えている。
スタンドが興奮に包まれる前に、ゲームセットの瞬間が訪れた。12安打7失点で完敗を喫し、2カード連続の負け越し。だが藤川監督は表情を曇らせることなく、努めて前を向いた。「チームとして全てこれからです。まだまだ顔を上げて明日戦うというところでは、まだまだ戦いは続きますから」と視線を落とすことはなかった。
守備のほころびが、失点に直結した。二回1死二塁で熊谷が一塁へ悪送球。その後2死一、二塁となり、マラーの打球は遊撃の頭上を越えた。左翼・ガルシアがスライディングで打球を止めようとしたが、打球は左中間フェンスへ転々。本人は「ボールに一直線で(入って)何とかダメージを最低限にというイメージでいったが、止められなかった」と唇をかんだ。
4点を追う七回1死一塁ではサノーの浅い飛球に猛チャージした。最後は滑り込みながら捕球を試みるも後逸。いずれの場面も記録は安打だが、守備での課題が浮き彫りになった。指揮官は「全てこれからですね」と責めることはなかった。
新助っ人は来日初めて京セラドームの左翼に就いた。「言われたところで守るだけ。できたプレー、できなかったプレーはありましたが、言い訳はせずにいようと思います」と潔く受け止めた。
五回は佐藤輝、九回は途中出場の元山が失策を記録して今季最多の1試合3失策。チームの失策数はリーグワーストに並ぶ57個になった。昨季はシーズン全体で57失策。今季99試合目で早くも昨季の失策数に並んだ。打線は初回2死から満塁と攻めるも無得点。10安打を放ちながら、マラーに阪神戦今季初白星を献上した。
巨人に同率首位で並ばれたが、下を向いているわけにはいかない。「顔を上げてチームを一つにまとめあげながら、戦い続ける。それを絶対、下ろさないというところになりますから。ここからですね」と力強く言い切った藤川監督。上昇のきっかけは、必ずある。
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