阪神・才木 堂々8回2安打0封 「戦う姿」見せつけた あるぞ江夏超え奪三振率11・03 勝ち星スルリも「気にしてない」
「阪神2-3中日」(7日、京セラドーム大阪)
あと1人だった。阪神・才木は逆転の瞬間、ベンチで渋い表情を浮かべた。8回2安打無失点の好投も勝ち星をつかめず。「勝ちは運みたいなところ。自分でどうすることもできないので。自分に勝ちがつくか、つかないかは気にしてない」と気丈に振る舞った。
堂々のピッチングだった。初回からテンポのいい投球で三回までは完全投球。前回登板では立ち上がりに打ち込まれ、藤川監督から「表情とか、戦う姿はもっとほしかった」と注文を受けていた。その次の登板でしっかり修正し、指揮官も「集中力も非常に高かった。十分な仕事でしたから、素晴らしかったですね」とたたえた。
中盤以降は走者を背負う展開が増えたが、得点は許さず。「八回までゼロでいけたのは良かった」と納得の表情で振り返った。両リーグトップの147奪三振を誇る右腕は、この夜も8三振を奪った。これで奪三振率は11・03に。2リーグ分立後、球団トップは江夏豊が1968年に記録した10・97。それを上回る数字を残している。
才木は悔しさもある中で、逆転を許したドリスを真っ先にベンチ前で出迎えた。「『めっちゃすみません』て言われました。全然気にしてないです。彼は明日も明後日もあるので、切り替えてやってくれたら」と語った。もどかしい時期は続くが、前を向くしかない。チームの勝利のために、次も全力で腕を振るだけだ。
◆才木の奪三振率11・03に 才木はこの日で今季奪三振率11・03に。規定投球回到達投手のシーズン奪三振率歴代トップは2019年のソフトバンク・千賀が記録した11・33。阪神投手では68年・江夏豊の10・97となっている。
◆才木、208・8奪三振ペース 才木はこの日で今季19試合の登板で147奪三振に。今後8試合に先発すると仮定すれば208・8奪三振ペースとなる。直近の阪神投手で200奪三振を記録したのは2015年・藤浪晋太郎で221奪三振。
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