【解説】阪神 試合を左右する走塁の大切さ 流れつくった近本、中野の技量は見事
「DeNA5-10阪神」(6日、横浜スタジアム)
阪神は猛虎打線が爆発し、DeNAに大勝。連敗を「2」で止めた。デイリースポーツ評論家・岡義朗氏は流れを呼び込んだ近本、中野の走塁を称賛した。
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阪神は初回に1、2番が足を絡めて突破口をつくった。
DeNA先発のビドは立ち上がりで球が荒れていたが、近本はボール球に手を出さずにじっくりと見極めて四球を選んだ。外国人投手は走られるのを警戒して神経質になりがち。続く中野は初球にセーフティーバントの構えで揺さぶりをかけ、2球目で近本が二盗。データと緻密な計算による盗塁だろうが、スタートを切る勇気と成功させた技量は大したものだ。
中野も内野安打と二盗で無死二、三塁のチャンスをつくり、クリーンアップにつなげた。森下が2点適時打、大山の適時二塁打にガルシアの3ランと、ビドに本来のピッチングをさせる暇を与えずに攻め続けた。
ガルシアも、3ボールからスライダーを本塁打にした。前日もスライダーを打って来日1号本塁打にしている。このカウントから打てるというのは、今後、他球団にとって脅威になるだろう。
一方で九回、1点を奪いなおも2死満塁の場面は、大山の遊ゴロで一走・森下が二塁でアウトになった。2死満塁もしくは一、三塁のケースでは、一塁走者は最大限のリードを取り、絶対にセーフになるんだという意識を大切にしてほしい。僅差の試合なら、ここで1点を取るかどうかで勝敗が左右されるし、打者にも打点がつく。走塁がファインプレーになるのだ。
シーズン終盤でタイトルがかかってくると、こういうワンプレーの積み重ねが個人成績にも関わってくる。こういう細かいプレーへの意識は、結果的にチーム内の信頼関係もより強くする。
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