阪神・高橋遥人 今季11勝目 八回2死一、二塁サノー雄たけびK斬り「先週打たれたツーシームを投げ切れた」

 「中日2-5阪神」(14日、バンテリンドーム)

 大音量で鳴り響く中日のチャンステーマを、ため息に変えた。阪神・高橋はマウンドで雄たけびを上げ、気持ちを爆発させた。9連戦の初戦を任された左腕は8回9奪三振2失点の好投。12球団トップの11勝目をマークした。

 「先週の場面と自分の中で重なったのもあったし、先週打たれたツーシームを投げ切れた」

 悪夢を払拭した。5-1で迎えた八回。犠飛で1点を返されると、2死から連打で一、二塁のピンチを招く。一発が出れば同点の場面。頭をよぎったのが、1週間前の苦い記憶だった。

 前回登板7日の巨人戦(東京ド)。2点リードの七回、2死満塁から坂本にツーシームをはじかれ、逆転の適時打を許した。開幕からの連勝が10で止まった瞬間だった。

 相手は違えど、1週間後に訪れたリベンジの機会。サノーに対し、最後はツーシームを選択。思い切り腕を振った渾身(こんしん)の1球にバットは空を切った。歓声と嘆息が交差するマウンドでほえた左腕。「ああいう場面は試合の中で来る。また成長する場面だった」と振り返った。

 2点は失ったが、長いイニングを投げきり、大型連戦の頭としては最高の仕事を果たした。それでも「もっと力をつけないといけない。ここから上がっていきたい」と慢心はない。小休止を挟み、高橋の再進撃が始まった。

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