阪神 セベリーノが入団会見「優勝に向けて100%の準備」最速164キロ、大谷を見逃し三振に仕留めた左腕
阪神の新外国人、アンダーソン・セベリーノ投手(31)=前メッツ3A=が5日、兵庫県西宮市の球団施設で入団会見を行った。懸念材料である救援陣の救世主として期待がかかる中、「優勝に向けて100%の準備をして投げ続けることが大事」とフル回転宣言。日本語を覚えて来日するなど勤勉さもうかがわせる助っ人が連覇の使者となる。
第一声は「オハヨウゴザイマス」。セベリーノは流ちょうな日本語であいさつしながら、会見場に姿を現した。優しげな目元に穏やかな口調。それでも言葉の端々に、新たな挑戦が始まる高揚感と決意がにじんだ。
「何かを変えなきゃいけない、自分がもう少し成長できる場面があればと思っていました。日本でいつかプレーしてみたいなという気持ちもずっとあったので」
最大の武器は直球だ。最速102マイル(約164キロ)を誇り「98~99マイル(157~159キロ)は常に投げられる。しっかり押していけるように」と持ち味をアピールした左腕。ホワイトソックスに所属した新人時代には、当時エンゼルスの大谷を見逃し三振に仕留めた経験もある。「直球、スライダー、直球だったと記憶しています。2球目のスライダーは失投したんですけど、彼も打ち損じてくれて、その後98マイルの直球で三振に打ち取りました」と剛腕っぷりを示すシーンを鮮明に思い返した。
真面目な人柄も垣間見える。「私はアンダーソン・セベリーノです」「こんにちは」と他の日本語も披露。「Youtubeでクラスがあって、今1クラス目が修了したので、二つ目のレッスンをしたい。食事は何でもチャレンジしてみたい」と異国での生活に順応するべく準備を進めている。さらに、ドリスとはマイナー時代の同僚で、来日まで連絡を取り合ってきた。「これから自分が長くここでやるためのことを聞きたい」と頼もしい先輩も支えとなる。
「チームは優勝争いをしていると聞いている。それに向けて自分もしっかり準備したい」。ハングリー精神を秘めた助っ人が、頂点へ向かう推進力となる。
◆アンダーソン・セベリーノ(Anderson Severino)1994年9月17日生まれ、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。31歳。178センチ、86キロ。左投げ左打ち。13年にヤンキースと契約し米球界入り。メジャー登板はホワイトソックスでの22年のみで、6試合0勝0敗0S、防御率6・14。マイナー通算182試合17勝21敗10S、防御率4・34。
