阪神・村上 雨中の力投!2週連続スライドも6回1失点7勝目 「もっとテンポ良くいければ」四回自身の悪送球で満塁も併殺

 「阪神6-4広島」(5日、甲子園球場)

 時折、視界が白くかすむほどの雨が打ち付ける。2週連続のスライド登板に加え、厳しいグラウンドコンディション。それでも、勝利につなぐための1球を重ねるだけだった。どんな状況でも役目を果たすのがエース。意地を見せた阪神・村上頌樹投手の102球だ。

 「雨が降ってるので、テンポ良く、なるべく守る時間を短くと思いながら投げてました」

 初回に坂倉に適時打を浴び先制点を献上したが、以降はスコアボードにゼロを並べた。ヤマ場は1-1の四回。ちょうど雨の勢いが激しくなった時だった。1死から安打とストレートの四球でピンチを背負う。ここで安藤投手コーチがタオルを持ってマウンドへ向かい、阪神園芸が土を足して整備を実施。だが、佐藤啓の投ゴロを処理した二塁送球がすっぽ抜け、満塁の危機に陥った。

 ただ、「そこは準備不足だと思う」と一切の言い訳はせず。続く床田を二ゴロ併殺に仕留めて何とかゼロを刻んだ。「粘り強く投げられたのが良かった」と6回5安打1失点で、高橋に次いでリーグ2位タイの7勝目。今季15登板で14度目となるクオリティースタート(先発で6回以上、自責3以下)をクリアした。

 「やっぱり先発としての役割っていうところを果たしたいと思っていますし。もっとテンポ良くいければ良かったかな」と反省の言葉で締めた右腕。次戦こそ心が晴れる快投を見せるべく、再び自身と向き合う。

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