阪神・梅野 引退表明の中村晃に「リスペクト」 捕手目線で苦しめられた異次元の勝負強さ「とにかくしぶとい」
阪神・梅野隆太郎捕手(35)が4日、ソフトバンク・中村晃外野手(36)に惜別の思いを口にした。3日に現役引退を発表した球界の先輩に「野球人としての戦友というか、積み上げてきたものに対してリスペクトがある」と敬意を表した。
敵軍として戦った中、手痛い一撃を浴びたシーンは忘れない。梅野のプロ1年目、2014年の日本シリーズ第4戦では同点の延長十回にサヨナラ3ランを浴びて敗戦。2023年6月17日のソフトバンク戦では、1点リードで九回2死までこぎ着けながら逆転打を浴びた。2試合ともマスクはかぶっていなかったが、異次元の勝負強さをベンチで目の当たりにした。
「勝負強さ、泥臭さ。そして野球に対する姿勢というのは同じチームでなくても、いろんなところから話を聞いた。人としてもすごく尊敬する存在」と勝負の世界で生きる指針でもあった。
捕手目線からは「とにかくしぶとい」と形容。「少々ボール球でもヒットにする能力があり、追い込まれると粘り強い。逆に早いカウントで仕留める力もあった」と打ち取るまでの過程に苦しんだ。ソフトバンク戦であいさつに赴くと、いつも「調子どう?」と気にかけてくれたという。
「1試合でも多く、ヒット1本でも多くという貪欲さには、いまだにひかれるものがある」と梅野。受けた薫陶も胸に刻んで、7月戦線に挑む。
