【藤田平氏の眼】阪神・立石の不振は練習量の不足 3度の離脱で「土台」が出来上がっていない 急いで昇格させる必要はない

 「ファーム・交流戦、阪神(降雨中止)巨人」(26日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 阪神は26日、ファーム・巨人戦が悪天候のため雨天中止となった。不振のため2軍で再調整中のドラフト1位・立石正広内野手(23)についてデイリースポーツ評論家の藤田平氏は「不振の最大の原因として考えられるのが練習量の不足。急いで昇格させる必要はない」と指摘した。

  ◇  ◇

 打撃不振に陥った立石が2軍で再調整している。16日の西武戦で4打席連続三振に倒れ、17日に登録抹消となったわけだが、打撃を見ていると上半身と下半身のバランスが完全に崩れていた。

 最大の原因として考えられるのが練習量の不足だ。下半身がしっかりできていないと、どうしても上半身に頼る打撃になってしまう。体がボールについていっておらず、そういうバッティングは長続きしない。

 立石は1月の右脚肉離れから計3度の離脱を繰り返しており、春季キャンプも満足に送れていなかった。ランニングやノックの量は足りず、2軍でも実戦は13試合だけ。素質は申し分ないが、プロとしての「土台」が出来上がっておらず、1軍に上げるのが早すぎた。

 守備位置が左翼から三塁になったことも影響したかもしれない。絶対的主力の佐藤輝を右翼に移してまで与えられた守備位置で、立石の重圧は相当なものだっただろう。

 急いで昇格させる必要はなく、残りのシーズンを2軍で過ごすくらいでも構わない。立石にとって実りのある時間にしてほしい。

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