【解説】阪神・立石「結果が出ないのはフォームどうこうではない」内田順三氏が不調の原因を指摘 改善のポイントも言及
阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)がプロの洗礼を浴びている。21試合の出場で打率・213、2本塁打、9打点。5月22日からの巨人3連戦で活躍するなど強烈なインパクトを放ったが、交流戦に入り低迷した。デイリースポーツウェブ評論家・内田順三氏が不振の原因と、改善のポイントを解説する。
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交流戦前に衝撃的なデビューを飾ったが、その時は積極性が光り、センター中心に打っていた。大谷のように肩甲骨や胸回りが柔らかく、背中の後ろまで振り抜けるからスイングスピードも速いなという印象だった。
ただ、その後はプロのインサイドの強い球と外の変化球、落ちる球のコンビネーションに苦労しているね。今は思い切りもなくなり、ボール球を振るシーンが目立っている。打席で考えすぎて、バッティングで最も大事なタイミング、間が取れていないよね。
テークバックで左肩が落ちるからスイングが一定しないなど、細かいところで気になるところはある。ただ、そのあたりはやっていくうちに変わってくる。今、結果が出ないのはフォームどうこうではない。
なぜ、速い球に詰まり、ワンバウンドになるような変化球を振ってしまうのか。それは先ほど言ったように間が取れていないから。右足に乗せた重心が慌てて出てくるから、トップの位置も作れず、前に出されて選球眼も悪いよね。
どう修正していくかということだけど、タメを作る練習をした方がいい。緩いボールを引きつけてセンター中心に打つ。ワンバウンドでボールを弾ませ、上がってくるボールを打つことでも間合いができる。ボールを呼び込んで打つポイントが合ってくれば、バランスのいいスイングになってくる。
目の前にいいお手本もいる。森下にしても佐藤輝にしてもガンガン打っているように見えるけど、経験を重ねてどんどんシンプルになっている。佐藤輝は入った時は足を高く上げて打っていたけど、今は小さな動きですごくタメがある。立石もフォームどうこうより、打撃の本質を忘れないようにやった方がいい。
期待が大きいだけに、考えすぎてしまうこともあるだろう。ただ、メンタル面での余裕も大事だ。経験を重ねていけば近い将来、クリーンアップを打つ逸材であることは間違いない。重圧を感じすぎず、ゆとりを持ってやってほしいね。
