阪神の捕手事情 坂本、伏見、梅野の“日替わり起用”でこのまま突っ走れるか「注目したい」と中田良弘氏

室内でノックを受ける(左から)梅野、坂本、伏見(撮影・西田忠信)
明るい表情を見せて練習する立石(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神(降雨中止)楽天」(7日、甲子園球場)

 楽天に連勝してやや勢いづいた阪神だったが、あいにくの雨で3戦目は中止、振り替え試合は8日となった。ここまで交流戦も含めた阪神の成績は32勝23敗1分けの貯金9。セ・リーグでは首位に立っているが、この先、連覇へ向けてどう戦っていくのか気になるところ。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は「捕手の起用法」に注目している。

   ◇   ◇

 遊撃と左翼のポジションが固まらないと言われてきた阪神に新人の立石が加わったことで、打線が組みやすくなってきたのは間違いない。立石自身はまだ初対戦の投手ばかりなので戸惑うことは多いと思うが、目が慣れてくれば調子は上向いてくるはずだ。

 打順も1番がいいね。2番や6番を打たせたこともあったが、現状を考えると彼の特長である思い切りの良さを生かせるのは1番ではないだろうか。個人的にはあまりいじらず、このまま1番を打たせてほしい。

 そして2番の中野から5番の大山までの“中軸”もあまり動かさないほうがいいように思う。少々点が取れなくても相手に“攻撃で苦しんでいる”と思わせたくはないし、どっしりと腰を据えて構えておけばいいのではないかな。

 ここでひとつ気になるのは捕手の存在だ。このポジションは逆に流動的になっている。伏見というキャリアのある捕手が加わったことで起用に広がりが出てきた分、だれが軸になるのかがボヤけてしまっている。

 昨年までは坂本が捕手陣の軸になり優勝も経験してきたことを思うと、大きな変化だろうね。こうなると坂本自身、チームの要として自信をもってリードできるのか少し心配になる。

 「次は俺じゃないかもしれない」「きょうはだれだろう」など、坂本に限らず捕手自身が不安にならないだろうか。

 投手のタイプによって捕手を替えるのはもちろん有効だが、梅野も含めた3人による“日替わり捕手”の弊害は果たしてないものか。昨年比でのチーム防御率の悪化と無関係ではないと思うのだが。

 これで優勝となると、あまり例がないでしょうね。それを実現できればそれこそ革新的。注目すべき用兵だと言えるが、どうだろうか。

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