阪神・村上 今季初完封「きょうこそはと思っていた」前回あと一人で降板の悔しさ晴らす 巨人にリベンジで3勝目

 「巨人0-3阪神」(23日、東京ドーム)

 ラスト110球目カットボールでバットに空を切らせると、全身を使ってガッツポーズを決めた。今季初完投初完封で導いたカード勝ち越し。阪神・村上が敵地のマウンドで仁王立ちだ。

 最終回に訪れた試練。3-0の九回1死から代打・丸に右前打を許した。苦い記憶が脳裏によぎる。「またかぁ…って思いました」。1カ月半ぶりの白星を挙げた前回16日・広島戦(甲子園)では、完封まであと1球から失点し降板。悔しい思いを繰り返すわけにはいかなかった。続くキャベッジを145キロ直球で三飛に仕留めると、最後は代打・増田陸を空振り三振に。9回を散発3安打に封じて今季3勝目を挙げ「今日こそはと思っていました」と笑った。

 思わぬ幕開けにも動じなかった。初回、先頭・浅野を完全に打ち取ったかに思われたが、左中間への浅い飛球を遊撃・木浪、中堅・高寺、左翼・立石が“お見合い”し二塁打に。それでも後続を断って無失点で立ち上がった。「あそこを乗り切れたので、良いスタートを切れた」と、不運な一打以降は21人連続アウトと圧巻。今季3被弾はいずれも巨人戦だが、「ホームランを気にしすぎてボール、ボールとなるより、自分の球を投げ込むことを意識しました」とテンポ良く腕を振った。

 ローテを守り続ける中で、昨年の夏場には1週間のルーティンを変更。キャッチボールの時間を短くしたり、ランニング量を減らす代わりに加速走や瞬発系を取り入れたりと工夫を凝らした。「しんどくなる前に取り入れたり取り除いたりすれば、良い状態で投げられる。そういう取り組みは去年、発見になりました」。試行錯誤を重ね、大黒柱であり続けている。

 宿敵へのリベンジも成功だ。2年連続の開幕投手を務めた3月27日の対戦(東京ド)では6回3失点でプロ入り後巨人戦初黒星。5月1日(甲子園)には今季最短5回5失点KOと屈辱を味わった。“三度目の正直”で雪辱を果たし、藤川監督も「素晴らしい投球」と称賛。頼れるエースが、上昇気流に乗ってきた。

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