阪神・森下 佐藤輝に並ぶ9号キング弾 新人時代に苦杯の平良にリベンジ 連続試合安打は10に
「阪神1-10DeNA」(8日、甲子園球場)
大敗で首位から陥落した夜、「もりした」が甲子園の空に希望のアーチをかけた。阪神の森下翔太外野手(25)が0-2の六回無死から左中間へ9号ソロを放ち、リーグトップの佐藤輝に並んだ。連続試合安打は10に伸ばし、毎年恒例の「こどもまつり」で虎党キッズに夢を届けた。
心地いい風にも乗り、白球は左中間席へ飛び込んだ。森下が反撃を告げる一発。2点ビハインドの六回無死から初球の変化球を振り抜いた。「甘い球は積極的に打ちにいこうと思っていたので、1スイング目から仕掛けられるように準備をしていました」。3年ぶりの対戦となった平良を3打席目で攻略した。
真ん中付近に来た、カットボールを逃さなかった。打球角度23度の弾丸ライナーで9号ソロ。「初球からスイングできるように準備していました」。飛距離124・4メートルの一撃で佐藤輝と並び、本塁打数はリーグトップタイに浮上した。4月28日のヤクルト戦(神宮)からの連続試合安打も「10」に伸ばし、打率も・323と好調だ。
平良とは苦い思い出がある。新人時代の23年4月16日、横浜スタジアムで右腕からの2三振を含む、プロ初の1試合3三振。試合後には当時の岡田監督が「森下?もう(2軍に)落ちたよ、バット出えへん、見送りばっかりで」と2軍落ちを明言した。あれから3年。通算5打席目にして、きっちりとやり返した。
ただ、初回1死三塁では浅い右飛。三回1死一塁でも空振り三振に倒れていた。「いい感じに散らばってたんで。そこがちょっと嫌だったかなって感じです」。適度に荒れて、狙い球を絞りにくい。そんな中で3打席目は見事に一振りで仕留めた。
1点ビハインドの七回も2死二塁と一打同点の好機で打席が回ったが、レイノルズの157キロ高め直球に空振り三振。最後は9点差まで開き、完敗を喫した。2試合ぶりのアーチも試合後は悔しそうにクラブハウスへ。これで引き分けを挟み、カード初戦は5連敗となった。
首位陥落となったが、零封負けなしは開幕から34試合連続に更新。この日からは「こどもまつり」と題し、スコアボードはひらがな表記となった。「もりした」がたたき出した、唯一の得点が虎党キッズの希望の光。こどものころ大切にしていたことは「目標を言い続ける」と紹介された。9、10日もイベントは続く。次こそ、連覇というゴールに向けて、勝利へとつながる一打を放つ。
野球スコア速報
