阪神・ドラ3岡城 快生、プロ初安打おめでとう 真面目でやることをキチッとやる、その結果が出たんじゃ【父・英樹さん手記】
「ヤクルト0-2阪神」(29日、神宮球場)
ルーキーが手負いの虎を救った。阪神ドラフト3位・岡城快生外野手(22)が「2番・左翼」でプロ初スタメン出場し、三回に決勝の先制適時二塁打を放った。前日、自打球で途中交代した中野の“代役”で、左中間にプロ初安打&プロ初適時打&初打点をマーク。高橋の3度目完封勝利に貢献し、チームは1日で首位に返り咲いた。岡城の父・英樹さん(53)がデイリースポーツに手記を寄せた。初安打の喜びから幼少期の素顔など、快生を近くで見てきた父親しか知らない一面を明かした。
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快生、プロ初安打おめでとう。点も入ったし、うれしかったよ。
初安打の瞬間、実はちょっと出かけていて…。快生の同級生がプロボクサーになったから、たまたま同じ時間帯に試合があって大阪に行ってたんです。その帰りに先発で出ているという連絡があって、新大阪駅でスマホの画面越しに見ました。ちゃんと家で録画したのも見ましたよ。
学校とかでは本当にいい子でした。基本的には外面(づら)がいい感じ。どこの子もそうでしょうけど、家ではそこそこです。でも、自分のやりたいことは一生懸命にやっていましたね。野球にしても、勉強にしても、親が何かを言うことはなかった。三つ上の兄が先に野球を始めて、兄も勉強ができたので、見習ってやってましたね。
「なんでそんなに勉強ができる子とか、プロに行く子とか、どういう教育をしているんですか」とよく言われるんですよ。何もしてないんです。弱音を聞いたこともない。自分で決める、意志の強さはありました。勉強も野球も本人の努力だと思います。
野球が好きで、スポーツ関係の仕事に就きたいと言っていました。大学を決める時、「そんなに野球が好きなら、プロ野球選手になって、その後にスタッフになったらいいんじゃないか」とアドバイスはしました。一番の近道かなと。でも、ドラフトで指名された時はビックリしました。まさか、と。
小さい頃、そんなに野球で活躍した記憶がないんです。プロ野球選手になるなんて思いませんでした。プロを目指したのは筑波大に入ってからだと思います。国立大学の中でも野球は強いし、スポーツに関する勉強もできると本人が思ったんでしょうね。
家で怒ったのは、小さい頃に食べ物の好き嫌いが多くて。特に野菜は嫌いでした。これは食べたくないという時に、「じゃあ食べるな」と。「出されたものは食べなさい」と。本当にそのくらいですかね。担当の平塚スカウトにも真面目で、やることをキチッとやるのを評価していただいたみたいです。その結果が早く出たんじゃないかなと言ってくれました。
快く、生きて
「快生」という名前はそのままで、快く、生きてくださいという思いでつけました。今はその通りに育ってくれたのかなと思います。ここまで十分、頑張ってるのはわかります。ケガをしないように、これからも頑張ってほしいです。
◆岡城快生(おかしろ・かいせい)2003年6月23日生まれ、22歳。岡山県出身。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。外野手。岡山一宮-筑波大を経て、25年度ドラフト3位で阪神入団。プロ初出場は26年4月4日・広島戦。広角に強い打球を放つ巧打者で、肩の強さも魅力。
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