阪神・嶋村プロ初安打「ふわっとした感じで頑張ってね」【母・純子さん手記】

 8回、右前打を放つ嶋村(撮影・西岡正)
 幼少期の嶋村(母・純子さん提供)
 高知商高時代の嶋村(母・純子さん提供)
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 「DeNA16-9阪神」(21日、横浜スタジアム)

 今季支配下契約を勝ち取り、DeNA戦で待望のプロ初ヒットを放った嶋村麟士朗捕手(22)。記念の一打に母・純子さんが、デイリースポーツに手記を寄せた。プロ入り前や幼少期の息子の素顔を明かした。

  ◇  ◇

 麟士朗へ

 プロ初ヒットおめでとう。ホッとしました。良かったです。塁に出られて良かったです。見てましたよ。支配下登録の時は家族LINE(ライン)で連絡をくれたけど、私は『おめでとう』って直接言いたくて、声聞きたくて、電話したね。「おめでとう。よかったね」って伝えられたことを今でも覚えています。

 ドラフトの時は自宅の中継で見ていて、呼ばれて「わあ!」ってなったよ。そのまま家にもすぐ帰ってきて。庭に入ってきたので玄関から出て「よかったね」って抱きつきました。本当にうれしかったよ。

 高知ファイティングドッグスの時は、家から1時間くらい練習場まで毎日通ってたね。周りの世話も全部してきたので本当にうれしかった。この年はプロに絶対行かせてあげたいと思っていました。前の年はドラフトにかからなくて、すごい落ち込んでいたけど、翌年には打率もホームランの数も伸びて、結果を出せていたので、行けるんじゃないかなって内心、期待していました。

 入団してから1年目の沖縄キャンプでケガをしちゃってスタートが遅れて、すごく落ち込んでいたね。今年のキャンプが実際初めてちゃんと体験したキャンプだったと思うけど、すごく大変だったみたいだけど、「頑張る」って言っていたね。子供の時から弱音は吐かないタイプだったけど、あの時は「大変」ってポロッとこぼしていたのでだいぶキツいんだなって思っていたよ。

 今年のオープン戦でホームランを打ったときはたまたま見に行っていたんです。なんか行きたくなって主人に無理を言って連れて行ってもらいました。そしたらたまたま打ってくれて大興奮でした。たまたまバッターボックスの動画も撮って、家族に送って、そしたら恥ずかしいんだけど、わーってなって。我慢してたんだけど、泣かないふりして泣いちゃいました。キャンプの時に話を聞いていたので、胸がいっぱいになってました。

 子供の頃から練習が大好きだったね。友達に誘われて始めた野球だったね。時間があったら練習したいってタイプ。家に帰ってきてもしていたし、練習がない日は友達と近所の大きい公園でキャッチボールしたり、とにかく“野球一色”でしたね。庭でボールを打って、人の家の窓を割ったり、みんなで謝りに行ったりとか。何回謝りに行ったことか。でも近所の方は優しくて、怒ったりする方もいなくて、好きに遊ばせてくれてました。

 ケガは気を付けて。体にも気を付けて。元気に笑顔で楽しくやっている野球をみんなに見ていただきたいと思うけど、大変なことの方が絶対に多いと思う。ゆるキャラな感じだけどふわっとした感じで頑張ってね。

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